西洋絵画論 ロンドン塔の王子たち_ジョン・ミレイ 2人の男の子が周りを見渡しながら恐怖に慄おののいています。 そう、この絵にはイングランドの忌いまわしい歴史を顕あらわにした絵だったのです 時は1483年イングランド国王エドワード4世は40代の若さで急死しました。 エドワード4世には2人の男の子と5人の女の子がいます。 王位は12歳の長男、エドワード5世に継承されました。 しかし、叔父のリチャード3世はエドワード5世とその弟リチャード・オブ・シュルーズベリーをロンドン塔に幽閉し、そのまま消息不明になりました。 その3ヵ月後にリチャード3世は、イングランド王として即位したのです。 スポンサーリンク この絵はその消息不明になったエドワード5世とその弟リチャード・オブ・シュルーズベリーを描いています。 その背景はロンドン塔の中です。ミレイは、ロンドン塔をあらかじめスケッチしてから、この作品に取りかかったそうです。 ロンドン塔に幽閉された2人は殺されたとされています。 つまり、歴史では謎であった2人の物語が描かれているのです。まさに恐怖と死を目前とした瞬間なのです。 スポンサーリンク ミレイ鑑賞作品一覧 西洋絵画論ロレンツォとイザベラ_ジョン・ミレイ西洋絵画論花嫁の付き添い_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論両親の家のキリスト_ジョン・ミレイ西洋絵画論マリアナ_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論盲目の少女_ジョン・エバレット・ミレイ西洋絵画論オフィーリア_ジョン・エバレット・ミレイ西洋絵画論1746年の放免令_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論落葉(枯れ葉)_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論ブラック・ブランズウィッカー_ジョン・ミレイ西洋絵画論過ぎ去りし夢-浅瀬のイサンブラス卿_ミレイ西洋絵画論ローリーの少年時代_ジョン・ミレイ西洋絵画論シャボン玉_ジョン・エヴァレット・ミレイ 西洋絵画論ジョン・エヴァレット・ミレイジョン・エヴァレット・ミレイ (1829-1896) ラファエル前派を結成し、 宗教的題材または 文学性の濃い作品を 細密な手法で描いた イギリスの画家です。 主に ロイヤル・アカデミーで活躍し、 晩年には ロイヤル・アカデミーの会長も務めました。 1829年 イングランドのサザンプトンに生まれる... スポンサーリンク Facebook postはてブLINEPocketFeedly
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内蔵脂肪を落とし血圧下げる 健康に目覚めて行きついたのは・・・ 「強い血管をつくる本」を読んで 健康に目覚めた私は・・・ この本に書いてある "健康を守る歩数の理想は1日1万歩" にしたがいウォーキング...
西洋絵画論 施しを受けるベリサリウス_ルイ・ダヴィッド この絵は、 タイトルの通り 通りがかりの女性が ベリサリウスに 施しを与えています。 そして、 女性の背後で 兵士が驚いているのです。 何故...