ガザの美容室_日常生活を送るって?

『ガザの美容室』、そう
パレスチナ自治区ガザのことですね。

この映画は2015年に制作されました。

2023年10月に
イスラエルとの武力衝突が発生する
8年まえですね。

そのときガザはどんな状態だったのでしょう?

この映画は、
女性達が集う美容室を舞台に
日常生活を送ることは
どんなに幸せかを
問う問題作になっています。

当然、映画は密室劇です。

密室劇でとわれるのは
演技力、それぞれの個性、
それがぶつかり合って
緊張した空間になるんですが。。

この映画は違います。

外とのかかわりがあるんです。

美容室の中は日常生活
外は、銃を持ったヤロー共がうじゃうじゃ、
異様な雰囲気なんです。

そう、
女性達が日常生活を味わえるのが
この美容室だけなんです。

ところが、ところどころで
ガザの現実が浮き彫りになります。

たとえば
テレビの受信が悪くなると
ある人は
「イスラエルのドローンよ」
と言い
もう一人は
「次の戦争は、もっとひどくなる」
「ガザを地図から消す気よ」
そして
「恐怖の生活ね」
と、もうここで言っちゃってます。

また
停電の日があるんです。
それが前倒しして
いきなり停電になり
室内は暑くなります。

会話でも
ごく普通の会話から
イスラエルがガザを包囲している現状や、
ガザでもマフィアやハマスなどの
争いがあったり
とてもまともではありません。

そして
彼女たちの日常生活は崩壊します。

始まっちゃうんですね。内乱が!
外でドンパッチが!

さあ、大変!

美容室のシャッターが閉められ
店の中は真っ暗に
慌ててランプをつけたが
薄暗い部屋の中
外の銃声、かけ声、そして爆発!
爆発するたびに地面は揺れて
この近くまで来ている感じ、

これ!
見ている自分も
美容室の女性たちと
同じ体験をしているんです。

この恐怖感がリアルに伝わるんです。

いや~、まいりましたね~

こういう風に
我々の日常生活は
一瞬で無くなるんだ。

人が生きるために
毎日繰り返し行っている生活は
こんな形で崩壊するんだ。

と、この映画を見て
実感しました。

この映画では
争いをするのは男どもで
その愚かさを表しています。

最期のテロップ
”我が母へ捧ぐ”
とは、そんな謝罪なのかもしれません。

イスラエル軍が侵攻する前から
ガザでは、こんな状況でした。

現在
パレスチナ国家承認で騒がれてますが、
はたして
パレスチナ国が成立したとして
平和な生活が出来るのでしょうか?

考えされられる映画でしたね。

 

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あらすじ

パレスチナ自治区、ガザ。
クリスティンが経営する美容室は、
女性客でにぎわっている。

離婚調停中の主婦、
ヒジャブを被った信心深い女性、
結婚を控えた若い娘、
出産間近の妊婦。

皆それぞれ四方山話に興じ、
午後の時間を過ごしていた。

しかし通りの向こうで銃が発砲され、
美容室は戦火の中に取り残される――。

アップリンク吉祥寺》より

Data

2015年 パレスチナ/フランス/カタール
監督
脚本
タルザン&アラブ・ナサール
出演: ヒアム・アッバス
マイサ・アブドゥ・エルハディ
予告編
DVD&Bluray-Disc

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