
『大統領の陰謀』、
これは1972年に起きた
ウォーターゲート事件のことですね。
ウォーターゲート事件とは
1972年の大統領選挙戦の最中に、
民主党本部が入っていた
ウォーターゲート・ビルに
コソ泥5人が侵入し、
警備員に発見され
警察に逮捕された事件です。
ところが
この事件を追っていた
ワシントン・ポスト紙の
社会部記者ボブ・ウッドワードは
意外な事実を知り、
それが発端で、
政治と金の問題、
CIA、FBIの関与、
もみ消し、司法妨害、証拠隠滅、
特別検察官解任、
大統領弾劾発議、
ニクソン大統領辞任に至るまでの一連が
全てウォーターゲート事件になってしまった!
というわけで、この映画は
事件を調査したワシントン・ポストの
二人のジャーナリスト
ロバート・レッドフォード演じる
ボブ・ウッドワードと
ダスティン・ホフマン演じる
カール・バーンスタインの物語です。
実際に起きた事件です。
事実、政権からのさまざまな圧力に屈しなかった
2人の記者
ボブ・ウッドワードと
カール・バーンスタインは
ピューリッツァー賞を受賞しています。
ロバート・レッドフォードは
彼らの活動を映画化にしたいので、
2人に会い、事件の取材活動の記録を
本にまとめあげてみてはどうかと
もちかけたそうです。
そして、できた本が
『大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日』
本はヒットし
ロバート・レッドフォードは
映画化権を獲得!
そして、映画化されたのが本作品です。
もう冒頭からいいですね~
タイプライターの
活字を紙に打ち付けるとこからはじまり
ニュース映像でニクソンがでてくる。
ラストも
ニクソンのニュース映像が流れて
そこに二人の打つ
タイプライターの音が響き
最期はタイプライターの
活字を紙に打ち付けて終わる。
。。。。
タイプライターって解るかな~
今は文章作成はパソコンですが、
自分が若かったころはワープロでした
その前の機械がタイプライター![]()
新聞記者が文章作成する機械です。
子供のころ
タイプを打つ姿がカッコいいー
と思っていましたね。

映画は事件の発端である
ウォーターゲート・ビルに
コソ泥5人が侵入したとこから始まり
ワシントン・ポスト紙の
社会部記者ボブ・ウッドワードが
意外な事実を知り、
先輩記者カール・バーンスタインも
この事件に興味を持ち、
2人で事件を追い始めて
そこに、謎の情報提供者
ディープ・スロートが現れて
より事件の真相へむかっていくんです。
この謎の情報提供者
ディープ・スロートが
また、い~いんです!
顔出しなし、シルエットで登場!
でも、若干顔が見えるんです。
よ~く見てみたら
ハル・ホルブルック

ではないですか!
あの『ダーティハリー2』の悪役
ニール・ブリッグス主任ですよ。
いや~、いい役者使いますね~。
他に政治の金の事件で
貴重な情報を提供した
大統領再選委員会 (CRP)の元財務部員
ヒュー・スローン役には

スティーヴン・コリンズが演じてました
1979年の映画『スター・トレック』で
ウィラード・デッカー副長を演じてた人です。
さらに、その妻
デボラ・マリー・スローン役には
メレディス・バクスターが演じてました。

『ファミリー・タイズ 』の
エリス・キートンを演じていた人です。
個人的な話で申し訳ないんですが
この二人が出てきたシーンはビックリ!
懐かしい人に再会した気持ちで
嬉しかった!
話を戻します。
2人の記者が事件の一部を
記事にし、やっと新聞に掲載されると
ニクソン政権から
ワシントン・ポスト紙が非難されます。
窮地に立たされる2人
さらにディープ・スロートから
CIA、FBIなど諜報・捜査機関が
ニクソン政権に牛耳られていることを言い
ワシントン・ポスト紙が
監視されていることを知ります。
身の危機を感じた2人の記者は
深夜、ワシントン・ポスト紙編集主幹の
ベン・ブラッドリー宅に訪れて
このことを伝えます。
怒るベン・ブラッドリー

この時のセリフがいいんです。

仕事にかかれ

この圧力は
君らのせいだ

だが守るべきは
合衆国憲法の修正第一条

“報道の自由”

“この国の未来”

それはいいが、、
またしくじると
本当に怒るぞ(# ゚Д゚)
とカッコイイ~ね!
これぞ民主主義!
この映画のテーマですね。
ベン・ブラッドリー演じた
ジェイソン・ロバーズは
この映画で
アカデミー賞 助演男優賞
を受賞しましたね。
たしかに、
彼の演技は存在感があり見事でしたね。
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全世界を震撼させた
今世紀最大の探偵物語!
| 1976年 | アメリカ |
| 監督 | アラン・J・パクラ |
| 脚本 | ウィリアム・ゴールドマン (アカデミー賞 受賞) |
| 出演者 | ロバート・レッドフォード ダスティン・ホフマン |
おまけ
ちなみに
ワシントン・ポスト紙編集主幹の
ベン・ブラッドリーも
活躍する話があります。
ベトナム戦争を分析・記録した
アメリカ国防総省の最高機密文書、
通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の
内容を暴露するんです。
この時、ベン・ブラッドリーと
ワシントン・ポスト紙の発行人の
キャサリン・グラハムが活躍します。
これが映画になって
スティーヴン・スピルバーグ監督の
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
また
社会部記者
ボブ・ウッドワードと
先輩記者
カール・バーンスタインは
この映画の続編
『最後の日々 続・大統領の陰謀 』も出版。
さらに
ボブ・ウッドワードは執筆をつづけ
『ブッシュのホワイトハウス 』や
『オバマの戦争』
『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』
去年(2024年)には
ドナルド・トランプと
ジョー・バイデンの大統領職務を比較した
『WAR 3つの戦争』も出版。
Σ(・□・;)スゴっ!!










