
オリヴェイラ監督の名を
世界に広めた傑作です。
ポルトガルの歴史上に残る
あらゆる戦争が出てきます。
でも
今までの戦争ものとは違うのです。
これが
オリヴェイラ監督の
凄い
とこです。
映画の冒頭で
大木がず~っと映ってます。
しかも、
神経を逆なでするような効果音で・・
この大木は
歴史の全てを
見ているかのようです。
この映画
とにかく戦争シーンが
紀元前2世紀から1974年まで
こんなに戦争していたのか
と思うほど出てきます。
でも、
全然興奮しません。
恐ろしくもないのです。
ただ、ただ
空しいのです。
あまりにも空しすぎて、
戦争は本当に意味のないものなんだな~
人間はこんな意味のないもので
バタバタ死ぬんだな~
と感じるでしょう。
戦争の背景の自然が綺麗だから
なおさら空しく感じるでしょう。
戦争シーンは5つの時代が出てきます。
この5つの時代に
同じ役者が当時の兵士で出ています。
まるで生まれ変わっても
戦争から逃れられない定めを感じます。
ラストに重傷を負い苦しむ少尉。
向い側で顔中に包帯を巻いた
負傷兵が見ています。
その
のアップ
恐怖におののいています。
戦争は本当に嫌ですね~。
オリヴェイラ監督は
こんな深~い映画を作ったんですね。
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1974年、
独立戦争が長期化していた
アフリカのポルトガル植民地で、
疲弊した兵士たちは
戦争の意味と自国の歴史を振り返る。
カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」、
アントニオ・ヴェイラ神父、
フェルナンド・ペソア、
ジョゼ・レジオなどの文学作品に想を得て、
ローマ時代から20世紀まで、
ポルトガル民族の2000年にわたる
歴史の中の四つの敗北の物語を描く、
オリヴェイラによる壮大な歴史・戦争映画。
Data
| 1990年 | ポルトガル |
| 監督 | マノエル・デ・オリヴェイラ |
| 出演 | ルイス・ミゲル・シントラ ルイス・モンテイロ |
動画配信で見れないときは
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