
この映画の冒頭の字幕で、
デンマークの森の中で
男女2人が自殺したことを告げて、、
そして、
デンマークの森の中で
物語ははじまる。。
1人の少女が
さまようと
そこには
男女2人が横になっている。
少女は驚き
逃げ去っていく
横になっていた男女2人に
カメラが寄っていくと
男が急に起き上がり
「蜂に刺された」と騒ぎ出す。
この見せ方、
にくいね~。
この2人の
本来の居場所を
チラホラ見せて
とうとう、
ランチまで
はじめちゃった。
モーツァルトの
『ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467』
がながれて![]()
パンとワインで至福の一時。
ここまで、
永延と
約20分間見せつけられた。。。
ところが、
この後から
物語は変わってきます。
クライマックスから
ラストにかけて
見事に生かされるのです。
これねー
今見てみると、
ありきたりなのかもしれません。
でも、
この映画は
50年も前に作られたもの…
そう考えると、
当時は相当斬新なもの
だったのでしょう。
私も、
このラストシーンを見て、
子供のころに、
この映画を見ていたことに
![]()
気がつきました。
それほど、
当時としては
インパクトの強い
ラストシーンだったのです。
モーツァルトの
『ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467』
にしても、
今では貴族の
食事のシーンなんかで
流れるイメージがあるけど
この映画が
元でそうなったのではないかな?
スウェーデン人です。
つまり、この映画は
スウェーデン映画。
1960年代半ばでは、
スウェーデン映画界も
ヌーベルバーグの時代と
言われていました。
だから、この映画も
ヌーベルバーグ
なのかもしれません。
さらに、この監督は
イングマール・ベルイマン、
ヤン・トロエルと共に
スウェーデンの三大巨匠と
呼ばれたそうです。
でも、彼の映画は少なく
日本でも知られている映画は
3~4本ぐらいです。
その彼が巨匠と呼ばれるのは、
この映画が、
カンヌ映画祭で主役の
ピア・デゲルマルクが

女優賞を受賞したことで、
低迷してポルノ映画に傾いていた
スウェーデン映画界を
再び世界へ知らしめることが
出来たからでしょう。
日本でも大ヒットしたそうですよ。
この映画の後も、
ボー・ヴィーデルベリ監督は
『愛とさすらいの青春/ジョー・ヒル』で
カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。
『あこがれ美しく燃え』で
ベルリン国際映画祭審査員特別賞を
受賞しましたね。
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夏の終わり、
スウェーデンの片田舎の森の中に
ひと組の男女の姿があった。
男は陸軍中尉で伯爵の称号を持つ
貴族シクステン・スパーレで、
女はサーカスの綱渡りのスター、
エルビラ・マディガンだ。
シクステンには妻子があったが、
エルビラとの愛を守るために脱走してきた。
ふたりは小さな宿屋で
しばし幸福のときを過ごす。
ところが
シクステンの身分が同宿人にばれてしまう。
さらに逃亡を続けていたある日、
シクステンの友人が訪れ・・・。
《Filmarks 映画》より
Data
| 1967年 | スウェーデン |
| 監督・脚本 | ボー・ヴィーデルベリ |
| 出演 | ピア・デゲルマルク トミー・ベルグレン |
動画配信で見れないときは
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