西洋絵画論 シャボン玉_ジョン・エヴァレット・ミレイ 晩年になったミレイは、子どもを題材にたくさんの絵を描きました。 この「午後のお茶(おしゃべり)」もそうです。 そんな子どもを題材にした絵の中でイギリス中の人々に愛されるようになった作品が今回の絵「シャボン玉」です。 この絵はもともと「子どもの世界」というタイトルでテーマも人生の儚(はかな)さを表現しています。 少年には、スポットライトがあたりいかにも若々しく美しいその上を、シャボン玉が暗闇に向かって浮いていきます。 シャボン玉は、いつか割れてなくなる。それは、人生そのものです。 また少年の左側には鉢に植えた植物があり右側には、割れた鉢が横たわっています。これも、月日が経つ虚しさなのかもしれません。 このように人生の儚さを描いた作品が何故、イギリス中の人々に愛されるようになったのでしょう。 この絵は、なんと『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』誌にカラーで掲載されて大人気となり その後、ペアーズ石鹸の宣伝広告イラストとして使われ、さらに有名になったのです。 ミレイは、自分の孫をモデルにして描いたこの作品が広告に使われたため、ひどく憤慨しました。 そういう意味ではアートとイラストの境界線を解らなくした問題作なのかもしれません。 スポンサーリンク ミレイ鑑賞作品一覧 西洋絵画論ローリーの少年時代_ジョン・ミレイ西洋絵画論ロンドン塔の王子たち_ジョン・ミレイ西洋絵画論ブラック・ブランズウィッカー_ジョン・ミレイ西洋絵画論過ぎ去りし夢-浅瀬のイサンブラス卿_ミレイ西洋絵画論落葉(枯れ葉)_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論1746年の放免令_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論オフィーリア_ジョン・エバレット・ミレイ西洋絵画論盲目の少女_ジョン・エバレット・ミレイ西洋絵画論マリアナ_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論両親の家のキリスト_ジョン・ミレイ西洋絵画論花嫁の付き添い_ジョン・エヴァレット・ミレイ西洋絵画論ロレンツォとイザベラ_ジョン・ミレイ 西洋絵画論ジョン・エヴァレット・ミレイジョン・エヴァレット・ミレイ (1829-1896) ラファエル前派を結成し、 宗教的題材または 文学性の濃い作品を 細密な手法で描いた イギリスの画家です。 主に ロイヤル・アカデミーで活躍し、 晩年には ロイヤル・アカデミーの会長も務めました。 1829年 イングランドのサザンプトンに生まれる... スポンサーリンク Facebook postはてブLINEPocketFeedly
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