NEW! アフリカ映画 ジェイミー・ウィス Jamie Uys (1921年–1996年) ジェイミー・ウィスは 南アフリカ共和国の映画監督です。 俳優としても活躍していました。 ジェイミー・ウィスが亡くなって 30年近く経ちますが 南アフリカ共和国どころか アフリカ全体で アフリカ映画の監督として 世界に知られているのは彼ぐらいでしょう。 ジェイミー・ウィス監...
アフリカ映画 ミラクル・ワールド ブッシュマン 『ミラクル・ワールド ブッシュマン』 これは、配給会社が作ったタイトルですね。 なんと、ロゴまで出来てます。 当時の日本では 先住民(原住民)は謎の人類でした。 また 先住民(原住民)が出てくる映画は ほとんど役者が演じていました。 なので 本物の先住民が主役で出てくる映画は これが初めてなんです。(たぶん…) この映...
アメリカ映画 ラロ・シフリンの映画音楽 Lalo Schifrin (1932年~2025年) ラロ・シフリンが6月26日に亡くなりました。 私にとってシネマ・ミュージックの 窓口を開いてくれたのが ラロ・シフリンの音楽でした。 ラロ・シフリンの一番有名な曲といえば やはり ドラマ『スパイ大作戦』ですね、 1966年~1973年までTV放送していて 第7シー...
アフリカ映画 ファニー・ピープル _南アフリカ版どっきりカメラ 昔ね、1970年代ころから テレビで『元祖どっきりカメラ』 というものが放送されていました。 ”どっきり”とは、 不意の出来事や仕掛けに対して、 驚いたり、動揺したりするさまのことです。 それを、カメラで撮って 見ている人々に笑いをもたらす バラエティー番組だったんです。 人気番組でしたね。 その「どっきりカメラ」は日...
アジア映画 インド版砂漠の冒険「パパム・パシヴァドゥ」 前回紹介した映画『砂漠の冒険』 このリメイク版が インド・テルグ語で製作されました。 その名は『パパム・パシヴァドゥ』 訳して『無垢な子供』です。 この映画は 1972年に公開され インドで大ヒット!! いったいどんな映画なのでしょう? 1 映画のメインは”お家騒動” インド映画らしいですね。 ”お家騒動”がメインです...
アフリカ映画 砂漠の冒険_超トラウマ教育映画 『砂漠の冒険』? いったい誰がこんなタイトルをつけたのでしょう? しかもキャッチコピーはこうです。 キャッチコピー この冒険の時代! わずか8歳の少年と小犬が やけつく大砂漠を突破 これは友情と勇気に あふれた感動の物語! って、オイオイ!! 何言ってるの この映画の原題は 『Lost in the Desert』 つ...
ヨーロッパ映画 親愛なる日記_ナンニ・モレッティ 親愛なる日記。 これは ナンニ・モレッティ監督自身が登場し 自分の体験や感想、意見などを 自由な形式で述べた シネマエッセイなんです。 面白いものを作りましたね。 映画は、3部構成になっています。 まず、第1部は ベスパに乗って ベスパとは、 1946年に登場した イタリア製の小型スクーター イタリア語でスズメバチを ...
邦画 ウンタマギルー_琉球民族の伝え ウンタマギルーとは何でしょう? これは、沖縄の西原町に伝わる 民話「運玉うんたま義留ぎるー」のことなんです。 西原町と与那原町の境にまたがる 運玉森ウンタマムイを拠点とする義賊なんですね。 でも、民話「運玉うんたま義留ぎるー」は 18世紀の初頭に活躍した義賊 今回の映画は 戦後アメリカ統治下が舞台です。 西原親方の製糖...
ヨーロッパ映画 カニバイシュ_マノエル・ド・オリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督の 映画「カニバイシュ」 カニバイシュとは何でしょう? この映画の原題は ポルトガル語で「Os Canibais」 訳して「人食い人種」です。 つまり カニバリズム映画なんですね。 カニバリズム映画で思い出すのは 「食人族」(1980年)でしょう、 「地獄の謝肉祭」(1980年)、 「豚小...
西洋絵画論 ジャック=ルイ・ダヴィッド ジャック=ルイ・ダヴィッド (1748~1825) 新古典主義の 代表的画家です。 ダヴィッドが活動していたフランスは、 激動期で、フランス革命や ナポレオン帝政の時代でした。 ダヴィッドは、 芸術家の枠を超えて 政治にも関わり 時の独裁者もとで実力を発揮し 「筆のロベスピエール」と呼ばれたり 「帝国における騎士ダヴィ...
アメリカ映画 ナポレオン_リドリー・スコット リドリー・スコットのナポレオン 19世紀初頭に フランス皇帝になった ナポレオン・ボナパルト(1769~1821年) の伝記映画ですね。 こういう伝記物ものは、 その人物を知らないと 映画を見ても 面白くもなんともない。 特に”ナポレオン”はヨーロッパでは 知られているかもしれないけど 日本では ナポレオンの物語を知っ...
ヨーロッパ映画 ワーテルロー_ナポレオン最後の戦い ワーテルロー。 これは1815年に行われた。 ワーテルローの戦いを描いた映画です。 ナポレオン最後の戦いとも言われています。 この映画を製作したのは、 なんと フランスではなく、 イタリアなんです。 しかも ソビエト連邦国まで加わって 壮大な映画になっています。 なんたって社会主義の国が作る映画は、 極端に言うと国民が...
西洋絵画論 ナポレオン_新古典主義~ロマン主義へ フランス革命戦争を終結した ナポレオン・ボナパルトは、 1804年に フランス皇帝として戴冠した後 今度は ヨーロッパ全土にわたる 征服戦争を展開しました。 なぜ、ナポレオンは 征服戦争を始めたのでしょう。 ここでは、 ナポレオンの戦争と 彼の思想によって 変貌するアートを見てみましょう。 ナポレオンの家系 ナポレオン...
ヨーロッパ映画 ナポレオン_アベル・ガンス アベル・ガンスの「ナポレオン」 ナポレオン・ボナパルトは 18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍した フランスの政治家・軍人です。 この映画は ナポレオンの幼少期から 1797年(28歳)の イタリア方面軍司令官時代までを 映像化! 3時間55分の見ごたえある作品でした。 ナポレオン・ボナパルトは 1769年にコルシカ...
西洋絵画論 タリアン夫人_レカミエ夫人_ジョゼフィーヌ タリアン夫人、レカミエ夫人、ジョゼフィーヌ! フランス革命から ナポレオンの時代になるまで つまり 1794年のロペスピエール失脚から 1804年のナポレオン第一帝政まで フランス史では 総裁そうさい政府(1795年~1799年) 統領とうりょう政府(1799年~1804年) の時期がありました。 そして その統領とう...
西洋絵画論 サビニの女たち_ルイ・ダヴィッド 古代の戦争画です。 でも、不思議です。 何故か中央に 白い服の女性が 両手を広げて 仲介に入っています。 こんなことがあるのでしょうか? この絵のタイトルが 「サビニの女たち」です。 サビニとは 古代の部族、 サビニ人のことを言います。 イタリア半島の ティベリス川一帯に 住んでいた部族です。 「サビニの女たち」とは ...
日本史 縄文時代は、いつから?何年前? 縄文時代とは、旧石器時代の後、 いまからおよそ1万3千年前に始まり 約1万年続いた時代を指します。 縄文という名前の由来は、 この時代の土器が 最初に見つかった時に 縄を使ってつけられた文様があったので 「縄文」と名づけられました。 縄文土器の 文様を作ろう! - 狭山市 縄文時代は 世界史の枠組みで言えば 新石器時代...
ヨーロッパ映画 ダントン_アンジェイ・ワイダ ダントン 誰でしょう この人ね フランス革命で活躍した 代表的な政治家(革命家)なんですね。 前回の記事 「マラーの死」 にも出ていた人物です。 山岳派の指導者 ダントン、マラー、ロベスピエール の3巨頭の話をしましたね。 マラーは前回の記事で 暗殺されてしまいました。 ロベスピエールについては 他の記事にも何回か出て...
西洋絵画論 マラーの死_フランス革命Ⅳ フランス革命を描いた絵画 第4回 今回は、殺人現場の絵です。 男が上半身裸になっています。 そして下半身は何かに 入っている様子です。 右手に羽ペン 左手に筆跡のある紙をもっています。 何か書いていたみたいです。 そして右鎖骨の下に切り傷の痕 血が出ています 床に、そのナイフが落ちています。 彼は両手がふさがっています...
西洋絵画論 自由か死か_フランス革命Ⅲ フランス革命を描いた絵画 第3回 今回は、この奇妙な絵からです。 中央に頭から炎が出ている 天使がいます。 向かって左には 不思議な物をもった女性... 女性の頭には☆があります。 向かって右には 骸骨が... 💀は死神でしょうか? この絵のタイトルは 「自由か死か」です。 選択です。 そうなると どう...