ヨーロッパ映画 親愛なる日記_ナンニ・モレッティ 親愛なる日記。 これは ナンニ・モレッティ監督自身が登場し 自分の体験や感想、意見などを 自由な形式で述べた シネマエッセイなんです。 面白いものを作りましたね。 映画は、3部構成になっています。 まず、第1部は ベスパに乗って ベスパとは、 1946年に登場した イタリア製の小型スクーター イタリア語でスズメバチを ...
ヨーロッパ映画 カニバイシュ_マノエル・ド・オリヴェイラ マノエル・ド・オリヴェイラ監督の映画「カニバイシュ」 カニバイシュとは何でしょう? この映画の原題はポルトガル語で「Os Canibais」訳して「人食い人種」です。 つまりカニバリズム映画なんですね。 カニバリズム映画で思い出すのは「食人族」(1980年)でしょう、「地獄の謝肉祭」(1980年)、「豚小屋」 (196...
ヨーロッパ映画 ワーテルロー_ナポレオン最後の戦い ワーテルロー。これは1815年に行われた。ワーテルローの戦いを描いた映画です。ナポレオン最後の戦いとも言われています。 この映画を製作したのは、なんとフランスではなく、イタリアなんです。しかもソビエト連邦国まで加わって壮大な映画になっています。 なんたって社会主義の国が作る映画は、極端に言うと国民が全員エキストラで参加...
ヨーロッパ映画 ナポレオン_アベル・ガンス アベル・ガンスの「ナポレオン」 ナポレオン・ボナパルトは18世紀末から19世紀初頭にかけて活躍したフランスの政治家・軍人です。 この映画はナポレオンの幼少期から1797年(28歳)のイタリア方面軍司令官時代までを映像化!3時間55分の見ごたえある作品でした。 ナポレオン・ボナパルトは1769年にコルシカ島で生まれました...
ヨーロッパ映画 ダントン_アンジェイ・ワイダ ダントン誰でしょう この人ねフランス革命で活躍した代表的な政治家(革命家)なんですね。 前回の記事「マラーの死」にも出ていた人物です。 山岳派の指導者ダントン、マラー、ロベスピエールの3巨頭の話をしましたね。 マラーは前回の記事で暗殺されてしまいました。 ロベスピエールについては他の記事にも何回か出てきて「恐怖政治」を...
ヨーロッパ映画 ベルサイユのばら_ジャック・ドゥミ キャッチコピーオスカルが帰ってくる軍服の下に真紅の情熱をひめて 前々回の「テニス・コートの誓い」 そして 前回の「バスティーユ牢獄の破壊」 となると もう、これを見るしかないですね。 そう 『ベルサイユのばら』です。 ルイ15世末期からアントワネット処刑までを描いていて主人公のオスカルはバスティーユ牢獄ろうごく襲撃で亡...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール Éric Rohmer(1920~2010年) エリック・ロメールは1950年代末に始まったフランスにおける映画運動”ヌーベル・バーグ”のカイエ・デュ・シネマ派の監督です。エリック・ロメール監督論 エリック・ロメールは大学で文学を学んでパリの高校で古典文学を教えていました。 1947年に、小説「エリザベス」を発表。19...
ヨーロッパ映画 バンデラス_ウクライナの英雄 この映画の舞台は、親ロシア派が多く占める村なんですね。 主人公は、母親が親ロシア派の男と強制的に再婚させられ嫌になり、村を出ました。 そして20年の月日がたちウクライナ紛争が始まります。 主人公の幼なじみの男は親ロシア派に入隊しました。そして、目の前で、母親が親ロシア派に殺されました。 また主人公はウクライナの首都キエ...
ヨーロッパ映画 ウクライナ・クライシス_真実はここで語られる この映画、何で作られたと思います。タイトルがウクライナ・クライシスつまりウクライナ危機なんですね。 おどろいたことに親ロシア派反政府軍に占領されていたイロヴァイスク市の住民は、ウクライナ軍を残虐な軍隊だと信じこんでいるんです。 これは、イロヴァイスク市の住民だけでなくロシア国民も、ウクライナ軍が残虐な侵略軍だと思ってい...
ヨーロッパ映画 Dear Fukushima, チェルノブイリからの手紙 ウクライナ映画の第二弾として見た、この映画! ところが、監督は大竹研吾さん。日本人なんですね。 なので映画のきっかけは福島原発事故なんです。そう、あの東日本大震災です。 福島原発事故の25年前にチェルノブイリ原発事故が起きました。 そのチェルノブイリ原発は四半世紀の間にどう変わったのか? 監督は取材をとおして福島の未来...
ヨーロッパ映画 ソルジャーズ_ヒーロー・ネバー・ダイ この映画ウクライナのドネツク国際空港を舞台にウクライナ&義勇軍と”分離派”の親ロシア組織との戦いを描いています。 驚いたことに現在ではなく2014年のことです。 物語の中心はもちろんドネツク国際空港を死守するウクライナ軍ですが、その動機はさまざまなんですね。 そして、戦う相手はロシア人だけではないんです。ウクライナ人も...
ヨーロッパ映画 ザ・トライブ_全編手話のウクライナ映画 「ザ・トライブ」 驚いたことにこの映画に出てくる役者は全員、素人しろうとしかも、聾唖者ろうあしゃ(耳に障害を持ち話すのが困難な人)なんです。 だから、映画は全編手話になります。言葉による会話(セリフ)なし音楽もなし自然音(ノイズ)と登場人物のわずかな息づかいだけです。 それで、映画が成り立つのか? って成り立つんです!...
ヨーロッパ映画 友だちの恋人_エリック・ロメール エリック・ロメール監督は、小説家から始まって映画監督になった人です。なので、作家性の強い映画になっています。今回の映画も「喜劇と格言劇」というシリーズで6作品の映画を作りました。最後の第6作目がこの映画「友だちの恋人」です。その格言とは、 友だちの友だちは友だち 市役所に勤めるブランシェは、学生のレアと出会います。そし...
ヨーロッパ映画 緑の光線_エリック・ロメール エリック・ロメール監督は、小説家から始まって映画監督になった人です。なので、作家性の強い映画になっています。今回の映画も「喜劇と格言劇」というシリーズで6作品の映画を作りました。この映画は、その第5作です。 その格言とは、あのランボーの 心という心の燃える時よ来い ですね。 さあ、どういうことでしょう早速見てみましょう...
ヨーロッパ映画 満月の夜_エリック・ロメール エリック・ロメール監督は、小説家から始まって映画監督になった人です。なので、作家性の強い映画になっています。今回の映画も「喜劇と格言劇」というシリーズで6作品の映画を作りました。この映画は、その第4作です。 その格言とは ふたつの妻を持つ者は、心をなくし二つの家を持つ者は、分別をなくす 20代のルィーズは、すでに同棲し...
ヨーロッパ映画 海辺のポーリーヌ_エリック・ロメール エリック・ロメール監督は、小説家から始まって映画監督になった人です。なので、作家性の強い映画になっています。今回の映画も「喜劇と格言劇」というシリーズで6作品の映画を作りました。この映画は、その第3作です。 その格言とは、クレチアン・ドラクロワの 言葉多きものは災いの元 ですね。 15歳のポーリーヌは、まだ恋を知らない...
ヨーロッパ映画 美しき結婚_エリック・ロメール エリック・ロメール監督は、小説家から始まって映画監督になった人です。なので、作家性の強い映画になっています。今回の映画も「喜劇と格言劇」というシリーズで6作品の映画を作りました。この映画は、その第2作です。 その格言とは、ラ・フォンテーヌの 夢想にふけらない人がいようか空想を描かない者があろうか 美学生のサビーヌは、画...
ヨーロッパ映画 飛行士の妻_エリック・ロメール エリック・ロメール監督は、小説家から始まって映画監督になった人です。なので、作家性の強い映画になっています。今回の映画も「喜劇と格言劇」というシリーズで6作品の映画を作りました。この映画は、その第1作です。その格言とは 人は必ず、何かを考えてしまう です。 法学部の学生フランソワは、郵便局で郵便の仕分けをしています。深...
ヨーロッパ映画 アポロンの地獄&パゾリーニの物語(後編) 前編では、 この映画が 「オイデップス王」の物語で そこに、パゾリーニ監督は “エディプス・コンプレックス”を 取り入れて映画化した。 という話でした。 でも、 映画の後半を見ていると どうも違う、 話は終わっているのに 物語は続いていて 1960年代の観光地や工場地帯 生まれた場所、野原と展開していく、、、 その意味...
ヨーロッパ映画 灰とダイヤモンド_アンジェイ・ワイダの名作 「世代」「地下水道」に続く アンジェイ・ワイダ 『抵抗三部作』の最終作が この映画 「灰とダイヤモンド」です。 私も子供のころから 知っていた映画です。 しかし、 なかなか見る気が おきませんでした。 でも、 「世代」「地下水道」 と見たからには この映画を見なければ 『抵抗三部作』を 制覇したことになりません。 だ...