ヨーロッパ映画 アベル・ガンス『ナポレオン』映画という芸術の限界を押し広げた、壮大な「光の交響曲」 アベル・ガンス監督の『ナポレオン』1927年公開 (原題Napoléon vu par Abel Gance Napoléon vu par Abel Gance) は、単なるナポレオンの伝記映画ではありません。 それは、 「映画はいったい何を表現できるのか」 という問いに、 監督が人生を賭けて挑んだ作品です。 少年時...
ヨーロッパ映画 ダントン_アンジェイ・ワイダ ダントン誰でしょう この人ねフランス革命で活躍した代表的な政治家(革命家)なんですね。 前回の記事「マラーの死」にも出ていた人物です。 山岳派の指導者ダントン、マラー、ロベスピエールの3巨頭の話をしましたね。 マラーは前回の記事で暗殺されてしまいました。 ロベスピエールについては他の記事にも何回か出てきて「恐怖政治」を...
ヨーロッパ映画 ベルサイユのばら_ジャック・ドゥミ キャッチコピーオスカルが帰ってくる軍服の下に真紅の情熱をひめて 前々回の「テニス・コートの誓い」 そして 前回の「バスティーユ牢獄の破壊」 となると もう、これを見るしかないですね。 そう 『ベルサイユのばら』です。 ルイ15世末期からアントワネット処刑までを描いていて主人公のオスカルはバスティーユ牢獄ろうごく襲撃で亡...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメールの映画世界へようこそ!「おしゃべりな男女」が紡ぐ、人生の機微。 エリック・ロメール Éric Rohmer (1920~2010年) 独自の作家主義を貫いた巨匠エリック・ロメール。 派手な事件や 劇的な大どんでん返しが 起きるわけでもなく、 描かれるのは 「男女が延々と語り合う日常」。 にもかかわらず、 観終わったあとには まるで良質な小説を読んだか のような深い余韻と、 人間への...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール『友だちの恋人』 恋愛は、もっとも身近なところで入れ替わる 映画『友だちの恋人』は 1987年に公開されたエリック・ロメール監督作です。 『飛行士の妻』『美しき結婚』『海辺のポーリーヌ』 『満月の夜』『緑の光線』に続く 「喜劇と格言劇(Comédies et Proverbes)」シリーズ 第6作で最終作です。 原題は 『L'Ami de mon amie』。 直訳すれば「私の...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール『緑の光線』―「運命の人」を待つ孤独な女性が、夏の終わりに見つけたもの 『緑の光線(Le Rayon Vert)』は、 1986年に公開されたエリック・ロメール監督作です。 『飛行士の妻』『美しき結婚』 『海辺のポーリーヌ』『満月の夜』に続く、 「喜劇と格言劇(Comédies et Proverbes)」シリーズ 第5作。 そして 1986年のヴェネツィア国際映画祭では、 見事に金獅子賞...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール『満月の夜』ー「自由に生きたい」と願った女が、自由になった瞬間に 『満月の夜(Les Nuits de la pleine lune)』は、 1984年に発表された エリック・ロメールの監督作です。 『飛行士の妻』『美しき結婚』 『海辺のポーリーヌ』に続く、 「喜劇と格言劇(Comédies et Proverbes)」シリーズ 第4作。 主演はパスカル・オジエ、 共演にティエリー・...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール『海辺のポーリーヌ』ー「愛」を語りすぎる大人たちと、15歳の少女 『海辺のポーリーヌ(Pauline à la plage)』は、 1983年に公開されたエリック・ロメール監督作です。 『飛行士の妻』『美しき結婚』に続く、 「喜劇と格言劇(Comédies et Proverbes)」シリーズ 第3作。 94~95分という比較的コンパクトな作品ながら、 恋愛、 嫉妬、 誘惑、 嘘、 ...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール『美しき結婚』―「理想の結婚」を決めた女が、結婚相手だけ決められない 『美しき結婚(Le Beau Mariage)』は、 エリック・ロメールが1982年に発表された作品です。 『飛行士の妻』に続く 「喜劇と格言劇(Comédies et Proverbes)」シリーズの 第2作で、 主演は ベアトリス・ロマン、 アンドレ・デュソリエ、 アリエル・ドンバール。 1982年の ヴェネツィア...
ヨーロッパ映画 エリック・ロメール『飛行士の妻』-「何も考えない」ことができない人間たちの恋愛喜劇 『飛行士の妻(La Femme de l'aviateur)』は、 エリック・ロメールが1981年に発表した作品で、 1980年代の 「喜劇と格言劇(Comédies et Proverbes)」シリーズ の第1作です。 主演は フィリップ・マルロー、 マリー・リヴィエール、 アンヌ=ロール・ムーリー。 パリの街を舞台...
ヨーロッパ映画 天使の入江_ジャック・ドウミの情熱とは? 「シェルブールの雨傘」で知られる ジャック・ドウミ監督 その彼が 「シェルブールの雨傘」を 後回しにして 制作したのがこの映画です。 タイトルの “天使の入江”とは なんでしょう それは、 フランスの南東部なんとうぶの港町みなとまちで 地中海に面した 美しい湾のことを “天使の入江” と呼んでいるんですね。 魅せる映像...
ヨーロッパ映画 ショック療法_アラン・ドロン アラン・ドロンは 謎のドクターとして登場。 でも、 主役ではないんですねー。 ブルターニュ地方の海辺にある 療養所が舞台で、 主役は、 アニー・ジラルド 36歳になり 体力も人生も疲れて 療養所に訪れ、 そこの 若返りの治療を受けます。 そして、 異変に気が付きます。 当時としては 面白い設定だったんでしょうね。 けど...