輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)は、
輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家
シッダールタ(釈迦)が成長するたびに
アシタ仙人の言葉を思い出し、不安になった。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

アシタ仙人
この子には2つの道があります。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

アシタ仙人
1つは偉大な帝王になること

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

アシタ仙人
そしてもう1つは
全人類が救われる
『仏陀(ブッダ)』になることです。

そして、
シッダールタ(釈迦)を出家させないために、
世俗の快楽を求めることをすすめ、
暑季・寒季・雨季それぞれの季節を
すごす3つの宮殿を与え、
ありとあらゆる贅沢な生活を送らせた。

さらに、
同じ釈迦族の善覚ぜんかく王の娘
ヤソーダラー姫と結婚させ、
ラーフラという息子が生まれた。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

浄飯王
これで、
シッダールタ(釈迦)が
出家することはあるまい。
ああ、これでひと安心だ!

シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)は、
天にも昇る気持ちで、
数々の誕生の儀式を行った。
一族の繁栄の証として
が生まれたからだ。

何一つ不自由しない生活をしていた
シッダールタ(釈迦)だが、
精神的には、
満たされぬ思いに沈んでいたのです。

それを見ていた
シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)は、
気晴らしのため
春の野に遊楽することをすすめました。
シッダールタ(釈迦)は、
カピラ城にある4つの門から

順次に遊楽することにしました。

 東の城門

東の城門では、
頭が白く歯は抜け落ち、
顔はしわだらけで
腰が哀れなほど曲がり
杖をついている老人が現れました。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
あれは何だ・・

とシッダールタ(釈迦)は
御者ぎょしゃたずねました。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

御者
老人でございます。
人として生をけた者は
誰でもいつか
あのような姿になるのです。

シッダールタ(釈迦)は、
いつの日か自分も
あのようになるのかと
思うと心がつぶれそうになり、
そのままカピラ城へ戻ってしまいました。

しかし、
シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)は
もう一度遊楽をすすめました。
しかたなく
シッダールタ(釈迦)は、
南の城門をくぐります。

 南の城門

南の城門では、
蒼白そうはくな顔で

苦しみもがき
身をよじらせている
病人が自分の
排泄物はいせつぶつの上に倒れていました。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

御者
病人でございます。
人として生をけた者は
誰でもいつか
あのような姿になるのです。

シッダールタ(釈迦)は、
病気のおぞましさ、
あわれさを思い、
またしても遊楽の気持ちを失い、
そのままカピラ城へ戻ってしまいました。

それでも、
シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)は
もう一度遊楽をすすめたのです。

 西の城門

西の城門では、
泣き叫ぶ親族に追いすがれながら
運ばれていく死人を見ました。

死んだばかりの男は
むなしく青ざめて
乾いた石ころのように冷たく感じました。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

御者
死人でございます。
人として生を享うけた者は
誰でもいつか
あのような姿になるのです。

御者ぎょしゃはまたしても同じように答えます。

シッダールタ(釈迦)は思った。
人間は死すべき存在であり、
いかなる者も死からは逃れられないものだと。

 北の城門

北の城門では、
木の下にひとりの
修行者が座って
瞑想めいそうをしていました。
シッダールタ(釈迦)は
修行者に尋ねました。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
あなたは、誰ですか

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

修行者
私は、
この世の生死しょうじの問題を
解決するために
解脱げだつを求めて
出家した者です。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

修行者
心の安らぎと、
ゆるがない不滅の境地きょうち
つきとめるために
修行を重ねているのです。

暗くしずんでいた心に、
光明こうみょうが差し込んだ。
修行者のとうとい姿を
の当たりにして、
シッダールタ(釈迦)は
道が開けたのである。

 4つの願い

シッダールタ(釈迦)は、
宮殿に戻ると
シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)の
もとに行き、こういったのです。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
4つのお願いがあります。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

浄飯王
・・・・・?

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
1つは、
私が決して老いないこと。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
2つは、
私が決して病にならないこと。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
3つは、
私が決して死なないこと。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
4つは、
それらすべての災いによって
不幸にならないこと。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
この4つの願いを
かなえていただけるのでしたら、
私はこの国の王を継ぎましょう。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

浄飯王
うっ!
~(@ ̄Д ̄@;)~

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
しかし、
もしかなわないのでしたら
どうか出家させていただきたいのです

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

浄飯王
。・゚゚・(>д<;)・゚゚・。
うわぁぁぁぁん!!

シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)が
そのお願いを認めるはずがありません。

真夜中に目覚めた
シッダールタ(釈迦)は、
宮殿の女たちが
あられもなく乱れた姿で
眠っているのを見て

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
美しい顔や姿を持ち、
きらびやかな
衣装や飾りに包まれていても、
夜にはこんな姿を
さらしてしまうのだ。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
やがて、老い
病み、死が、
必ず彼女たちにも訪れる。
真実の姿というのは、
表面からではわからない。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

シッダールタ
あらゆる欲望の本質も
ここにあるのだ

シッダールタ(釈迦)の心は
出家することに定まった。

白馬カンタカに乗って、
ひそかに宮殿を出て行きました。
29歳のときです。

当時の出家する目的とは

当時のインドでは
"輪廻サンサーラと結びついた
カルマの思想が主流でした。

輪廻りんねとは、
霊魂れいこんが一定の自己・自我の
意識を保ちながら、
別の時代、別の地域に、
くりかえし、何度も、
生まれ変わり死にゆくことです

カルマとは、たとえば、
前世で悪い(おこない)業因ごういん
つくった結果(応報おうほう)が
来世に決定され、
来世に生まれ変わったときには、
辛い人生がまっている
という「因果応報」
(自業自得)を意味します。

ウパニシャッド哲学では、
霊魂れいこん」を“アートマン(自我)”といって
肉体を動かしている中核としていました。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

そして、
宇宙の本質である
絶対者ブラフマン(梵)
が存在していて、

 ブラフマン

アートマンブラフマンの分霊と考えられ、
小宇宙ととらえられていました。

人が死ぬと肉体から、
アートマンが自我の意識、記憶などを
引きつれて離脱します。
この状態を「執着のある人」といい、
その欲望がつなぎとめられているところへ
カルマ”とともに、再びその世界から来世へと、
カルマ”を積むために再生(転生)されます。

輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家

一方、
「欲望をもたない人」は、
臨終りんじゅうの際に、”カルマ”の原動力となる
自我の意識や記憶などが
アートマン(我)
ついていくことなく離脱します。

そして、
絶対者ブラフマン(梵)
そのものとなって、(梵我一如)
カルマ”(おこない)によって
決定する生まれ変わり“輪廻”から
解脱げだつできると考えられていました。

これは、シッダールタ(釈迦)も
同じ認識がありました。

人間には、絶対者の分霊とも
いうべき「自己」がある。

自己に付着したものは、
それが善であれ、悪であれ、
すべて業因になる。

カルマ”は輪廻を招くから、
欲望にとらわれて生きているかぎり、
人は輪廻から免れることはできない。

心と体にしみついた欲望を、
苦行(修行)によって消し去り
アートマンを「まのあたりに」
することだけが、
永遠の解脱げだつに至る道だと
考えられたのです。

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