仏教 釈迦とは、お釈迦様?釈迦牟尼?その生涯と思想 本名はゴータマ・シッダールタ シャーキャ族(釈迦族)の王子です。 ゴータマは姓、シッダールタは名です。 お釈迦様とは、彼が出家して、悟りを開き、 聖人になったことで呼ばれた敬称です。 また、彼がバラモンの苦行者くぎょうしゃであったときには、 シャーキャムニ(釈迦牟尼しゃかむに)=釈迦族の聖者と呼ばれ、 成道じょうどう後...
仏教 祇園精舎とサンガ、そして入滅 サールナートに近い ヴァラナシ(ベナレス)は、 交易と商業の町として 非常に栄えていました。 ここにヤサという 豪商の息子がいました。 たいそう裕福であったので、 夏の涼しい別荘、 冬の暖かい別荘 雨季の清潔な別荘を持ち、 美女と美食と、 まばゆい宝石と装飾品に囲まれ、 贅沢の限りを尽くした 生活を送っていたのです。...
仏教 四苦八苦、八正道、四聖諦を説いた初転法輪 ”成道じょうどう”を遂げた 仏陀ブッダ(釈尊)は、 以後21日間、 黙然と坐禅を続け、 悟った”真理”をひとり味わい、 楽しんでいた。 そして そのまま衆生しゅじょうに 伝道することなく、 入滅にゅうめつするつもりでいました。 【入滅にゅうめつ】とは、 肉体からも完全に 開放された状態で、 生死を超越した境地 (永遠の...
仏教 諸行無常、諸法無我、涅槃など釈迦の思想を解説 ”成道じょうどう”を遂げた 仏陀ブッダ(釈尊)は、 以後21日間、 黙然と坐禅を続け、 悟った”真理”をひとり味わい、 楽しんでいた。 そして そのまま衆生しゅじょうに 伝道することなく、 入滅にゅうめつするつもりでいました。 【入滅にゅうめつ】とは、 肉体からも完全に 開放された状態で、 生死を超越した境地 (永遠...
仏教 仏教誕生の核心、縁起と十二因縁を知る降魔成道 ”シャーキャ族”の王子 シッダールタ(釈迦)は、 何一つ不自由のない生活を捨て 生死の問題を 根本的に解決するために 出家をした。 しかし、この時代は 正統バラモン教を否定し さまざまな修行者が 独自の思想を思うがままに 展開していたのである。 シッダールタ(釈迦)は、 いかにして独自の悟りに至ったのか 仏教誕生の核心...
仏教 輪廻とは、カルマとは、四門出遊による苦と出家 シュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)は、シッダールタ(釈迦)が成長するたびにアシタ仙人の言葉を思い出し、不安になった。 アシタ仙人 この子には2つの道があります。 アシタ仙人 1つは偉大な帝王になること アシタ仙人 そしてもう1つは全人類が救われる『仏陀(ブッダ)』になることです。そして、シッダールタ(釈迦)を出家さ...
仏教 天上天下唯我独尊_釈迦誕生そして死と地獄 天竺てんじく国(インド)の北部ヒマラヤ山の麓ふもとにあるカピラヴァストゥを治める”シャーキャ(釈迦)族”がいました。国王のシュッドーダナ(浄飯王じょうぼんのう)と、その妃(きさき)マーヤー(摩耶夫人まやぶにん)は徳高く、人望がありました。 しかし、結婚して十数年たっても子宝に恵まれませんでした。 入胎 ある夜、マーヤ...
仏教 禅とは、禅の基本『四聖句』と『十牛図』とは 「禅」とは、 古代インドのサンスクリット語、 「ドフヤーナ」に由来しています。 ドフヤーナは 瞑想(めいそう) 静観(せいかん) 思念(しねん) などという意味で、 ある対象に意識を集中して、 それに没頭していく行法のことをいいます。 お釈迦様が菩提樹ぼだいじゅの下で坐禅を組み 「われは悟りを得るまで、この座を立たず」...
日本仏教 天台宗_最澄がもたらした新しい思想 時は、平安時代 「奈良仏教」の腐敗堕落ふはいだらくが 国を圧迫していた。 第50代:桓武かんむ天皇は 平安京(京都)に都を移し、 奈良の寺院が京に移転することを 禁じ「奈良仏教」を断ち切った。 そして、 行き詰まった政治の立て直しを ある一人の僧に期待した。 最澄である。 最澄は 遣唐使として中国に渡り 当時最新の仏教...
日本仏教 天台宗の教えと最澄の四宗融合思想 中国の南北朝末期から 隋ずい代にかけての高僧 智顗 膨大な数の仏教の諸経典を、 経典相互の矛盾や不一致などから 時代別に分類・判別し、 『法華経ほけきょう』を、 最高の真理を説明した特別の経典とした。 そして、 『法華経ほけきょう』を中心に、 理論面と実践面を合わせた教学体系を完成、 それが 天台宗てんだいしゅうである...