忠次旅日記_幻の名作が復活!!

まさか、
この幻の名作を
見ることが出来るとはかお・・・・・
昭和34年のキネマ旬報でおこなった

日本映画60年を代表する
最高作品ベスト・テン


第1位
を獲得した
傑作です。

 

 

でも、
近年までは存在していない
幻の映画だったんです。
ところが
1991年に奇跡的に発見されました

それでも、
東京国立近代美術館フィルムセンター
でしか見れないため
なかなか見る機会がありません。

ところが、
運よく私は見ることが出来ました

監督は伊藤大輔
主演は大河内傳次郎
この映画で
日活時代劇名コンビになりましたね。
映画も大ヒットしました。

『忠次旅日記』は3部作です。
第1部 『甲州殺陣篇』
第2部 『信州血笑篇』
第3部 『御用篇』

私が見れたのは
第2部『信州血笑篇』の一部と
第3部『御用篇』 です。

 

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第2部 『信州血笑篇』

国定忠次大河内傳次郎)は
幼い勘太郎を
壁安左衛門に預けようとする
シーンから始まります。

この壁安左衛門役の中村吉次 、
迫力ありますね~
どっしりと座って、
下からジッと見上げる目。
すごい貫禄です

国定忠次
「身内には盗賊はいない」と言って
左衛門の信頼を得るんですが、、
そこに忠次の子分が
国定忠次と名乗って
強盗しにきました。

この時の忠次の怒り、
裏切られたショック
いきなりグッときましたね

忠次旅日記_幻の名作が復活!

また、
勘太郎と別れるシーンも
最高でした。

勘太郎が
友達と遊んでいるんです
それが
何故か
お縄にかけられる遊び

忠次は
顔を隠して見ているんです。
勘太郎は
お縄にならないように
必死に抵抗しています。

忠次がもっている杖を見つけ
「おじちゃん杖貸して」
忠次の手から杖をとる
勘太郎の小さい手
ますます別れが辛くなる忠次。

忠次旅日記_幻の名作が復活!
笑いと切なさが
交互にくる
いや~感動したな~

 

あらすじ

悪代官を斬って赤城山に立てこもった
忠次は役人に襲われたが、
そのときの誤解から
友人御室の勘助を死なせてしまい、
償いのため勘助の遺児・勘太郎を連れて
放浪の旅に出る。

仇である自分を
親のように慕う勘太郎に、
忠次は
心からの愛情をそそぎながらも
今後のことを思い、
信州の顔役壁安こと壁安左衛門に
勘太郎の身柄を預けようとするが、

Wikipedia》より

Data

1927年 日活大将軍撮影所
監督・原作・脚本: 伊藤大輔
出演: 大河内伝次郎
中村英雄
中村吉次

 

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第3部 『御用篇』

冒頭で大きな樽が出てきます
人より2~3倍大きい樽です、
いくつもあります。
これ
酒樽を干しているんですね~、
迫力あります
その酒樽の前で
子供と遊ぶ大人がいます。

忠次旅日記_幻の名作が復活!
酒屋澤田屋の娘お粂が、
その大人を呼びにきました。
振り返ると忠次なんですね~
実は身を隠すために
澤田屋の番頭をしているんです。

お粂役は沢蘭子
忠次旅日記_幻の名作が復活!
すご~く綺麗な人です。
これこそ美人と言うんでしょう。
見惚れましたね~
そのお粂が恋焦がれるのが
忠次なんです。

澤田屋には息子もいて、
これが博打好きでどうしおうもない
忠次も巻き込まれてしまうんです。

忠次がヤクザを威嚇する
シーンは面白かった~
親分をジッと睨んで
静かに穏やかに話すんです。
忠次の後ろにふすまがあって、
そのふすまの裏(隣の部屋)に
子分が槍をもって忠次を狙っているんです。

忠次旅日記_幻の名作が復活! 忠次旅日記_幻の名作が復活!
忠次がお辞儀した瞬間に、
ふすまから槍が出てきて
間一髪かわします
しばらくこれの繰り返し かお
すべて見抜いてると忠次が言うと、
子分が震えながら逃げるんです。
こんな面白いシーンもあるんですね~

結局、
澤田屋の番頭が忠次だと解ってしまい
捕り手に追われることに ・・・・
そのうえ忠次は中風という病気になって、
手はふるえ、勘太郎に会う幻覚を見るし
結局、役人に捕らえられてしまった

でも、
忠次の子分が
忠次を救いだし
国定村へ
忠次の妾のお品が
寝たきりの忠次を看護します。
お品役は伏見直江です。

この人は本当に
いい役者ですね~
『御誂次郎吉格子 』でも
いい芝居していました。
この映画でも
素晴らしい演技していますよ。

とくに、
忠次の子分の1人が裏切るんですけど
お品が子分を集めて、
睨みながらそれを見抜くんですね。
おどろおどろしい演技で迫力ありました。

忠次旅日記_幻の名作が復活!

そして、
裏切り者を銃殺した
後の狂ったように笑う姿・・・
かお恐いですね~、
とても
『御誂次郎吉格子 』の時の
綺麗さなんかどっかいっちゃった

裏切り者のせいで
忠次の居場所がバレてしまい。
捕り手に包囲されしまった 
子分達は必死に抵抗します。

このシーンもいいんです。
忠次旅日記_幻の名作が復活!
石みたいな門が開いたり閉ったりして
外で子分と捕り手が戦っているのが
チラッ、チラッと見えるんです。

中風が悪化して
顔までしびれている忠次
忠次旅日記_幻の名作が復活!
大河内傳次郎は、この映画で
いろんな表情を見せました。

忠次旅日記_幻の名作が復活!

いや~、ほんとうに素晴らしい 
最高ですポーズ

出来れば、出来れば、
やはり第1部から見たかった~かお
でも、
見れただけで
奇跡なんだから仕方ないか~

何度も見直したい傑作です。
(DVD出してくれ~)

頼む、誰か
タイムマシンを作ってくれ~
当時に戻って見てみたい~

あらすじ

越後長岡の造り酒屋澤田屋に
番頭として潜伏していた忠次は、
束の間の平穏な時期を過ごしている。

澤田屋の娘お粂に告白されるが、
自分の境遇では
受け入れられないと悩む。

ある日
澤田屋の息子の危機を救うために
悪人の音蔵に正体を明かし、
捕り手に追われる羽目に

Wikipedia》より

 

Data

1927年 日活大将軍撮影所
監督・原作・脚本: 伊藤大輔
出演: 大河内傳次郎
沢蘭子
伏見直江

なんとDVD&ブルーレイが
あるんです
これは、うれしい。
何度でも見れます

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