『 人物十八描法 』から"曹衣描"と"橛头钉描"を描く

ここ数ヶ月、生活に振り回されて

全然 絵を描いていません。

かなり、腕は落ちていると思います。

でも、今思ったときに描かないと

永遠に描けなくなってしまうので

先週の月曜日から、兎に角描きました。

先ずは、筆ならしのうもりで

水墨技法のひとつ

「人物十八描法」の中から

"曹衣描""橛头钉描"を描きました。

「人物十八描法」とは

中国の人物画法において定められた

 18種類の衣文 (えもん) 描の毛筆技法です。

日本でも、日本画家の安田靫彦

この「人物十八描法」の

"鉄線描"の技術を獲得して

新古典主義的作風を完成させましたね。

では、まず"曹衣描(そういびょう)"から

人物十八描法の"橛头钉描"
人物十八描法の"橛头钉描"

"曹衣描"は、曹不興の衣紋描で道釈画を得意としたものです。

線描は細く、あまり肥痩をつけないのが基本です。

次は

"橛头钉(けっとうていびょう)"です。

人物十八描法の"橛头钉描"
人物十八描法の"橛头钉描"

"橛头钉描"

南宋の画家、馬遠夏珪が用いた技法といわれています。

"橛"は川岸に打ち込まれた杭のことで

描線の先頭は筆が強く打ち込まれて

釘の頭のようになっている感じです。

あの雪舟も用いている衣紋描です。

ついでに書の練習もしちゃいました。

それでは、良い週末を

 

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