![『 人物十八描法 』から"曹衣描"と"橛头钉描"を描く](https://i0.wp.com/www.tama-bushi.jp/wp-content/uploads/2019/04/07-20(2).jpg?fit=150%2C214&ssl=1)
ここ数ヶ月、生活に振り回されて
全然 絵を描いていません。
かなり、腕は落ちていると思います。
でも、今思ったときに描かないと
永遠に描けなくなってしまうので
先週の月曜日から、兎に角描きました。
先ずは、筆ならしのうもりで
水墨技法のひとつ
「人物十八描法」の中から
"曹衣描"と"橛头钉描"を描きました。
「人物十八描法」とは
中国の人物画法において定められた
18種類の衣文 (えもん) 描の毛筆技法です。
日本でも、日本画家の安田靫彦が
この「人物十八描法」の
"鉄線描"の技術を獲得して
新古典主義的作風を完成させましたね。
では、まず"曹衣描(そういびょう)"から
![人物十八描法の"曹衣描" 人物十八描法の"橛头钉描"](https://i0.wp.com/www.tama-bushi.jp/wp-content/uploads/2019/04/041819_1151_1.jpg?resize=371%2C400&ssl=1)
"曹衣描"は、曹不興の衣紋描で道釈画を得意としたものです。
線描は細く、あまり肥痩をつけないのが基本です。
次は
"橛头钉描(けっとうていびょう)"です。
![人物十八描法の"橛头钉描" 人物十八描法の"橛头钉描"](https://www.tama-bushi.jp/blog/wp-content/uploads/2019/04/041819_1151_2.jpg)
"橛头钉描"は
南宋の画家、馬遠や夏珪が用いた技法といわれています。
"橛"は川岸に打ち込まれた杭のことで
描線の先頭は筆が強く打ち込まれて
釘の頭のようになっている感じです。
あの雪舟も用いている衣紋描です。
ついでに書の練習もしちゃいました。
それでは、良い週末を