人斬り伊太郎_滅茶苦茶な男の時代劇

いや~驚いた~。
この映画
時代劇です。
たったの10分です。

ところが内容は
しっかりしています。

人斬りと言われた伊太郎は
ある日、
侍に喧嘩を売られ、斬ってしまう。
そこから
伊太郎は侍に狙われることに、
さらに
伊太郎はやくざにまで
狙われる展開になる。

この伊太郎、
とにかく気が短い人斬り伊太郎_滅茶苦茶な男の時代劇

心中する2人を人斬り伊太郎_滅茶苦茶な男の時代劇
助けたのはいいんだけど、
2人の仲に嫉妬し、
男を川に突き飛ばして殺してしまう

挙句に女を連れ込もうとしたが、
抵抗したので怒りだし、
女も川に突き飛ばして殺してしまう
その時、
女から金までまきあげ、
その金をみて喜ぶというかお
滅茶苦茶感情な男である。

また伊太郎には女がいた。
お秋である。
やくざがお秋を捕まえて
伊太郎をおびき出そうとしたが
お秋は逃げ出す。

あやうく捕まりそうになったら
いきなり銃を人斬り伊太郎_滅茶苦茶な男の時代劇発砲人斬り伊太郎_滅茶苦茶な男の時代劇

驚いたの笑ったの
いったいなんで持ってんだよ~
このシーンは移動撮影で見せてくれます。

伊太郎も
お秋にうたれるところが
やはり人の子だね。

 

あらすじ

上州者の遊び人の伊太郎は
「人斬り」の異名をもつ冷血漢であった。
赤城山麓の大間々で酒乱の武士を斬り捨てると、
その息子一太郎に仇とつけ狙われ、
一時その身を弥太五郎源七の家に預けたが、
源七が一太郎に味方したため、
辛くも逃れざるを得なかった。

その道すがら、
伊太郎は心中しようとしている
芸妓吉弥と情人清太郎に出会った。

そして一度は助けておきながら、
金を奪うと二人を殺して悪の限りを尽すのだった。

酌婦のお秋は、
そんな伊太郎に命がけで惚れていた。

だが、
そんな心も踏みにじる程の男だった。

仇と狙う一太郎と助勢の七三郎が
伊太郎の目前に現われた。

伊太郎の悪運尽きる時が来たのである。

健気にも伊太郎をかばおうとして
お秋も共に斬られた。

その時初めて、
伊太郎に人間らしい心が戻ったのだった。

マツダ映画社』より

 

Data

1930年 マキノ御室撮影所作品
監督 並木鏡太郎
出演 谷崎十郎
大林梅子

 

 

 

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