ファニー・ピープル _南アフリカ版どっきりカメラ

昔ね、1970年代ころから
テレビで『元祖どっきりカメラ』
というものが放送されていました。

”どっきり”とは、
不意の出来事や仕掛けに対して、
驚いたり、動揺したりするさまのことです。
それを、カメラで撮って
見ている人々に笑いをもたらす
バラエティー番組だったんです。

人気番組でしたね。

その「どっきりカメラ」は日本だけではなく、
アフリカにもあったんです。
それが、今回の映画「ファニー・ピープル」
訳して「面白い人々」です。

監督はジェイミー・ウィス

前回紹介した映画「砂漠の冒険」の監督です。
砂漠の冒険」でも
「どっきりカメラ」の手法で撮影をしていましたが、
あまりにも主役(実の息子)のウィナンド・ウィス
驚いたり、動揺したり、
さらに実際にやられた姿に
トラウマになった良い子たちが多かった。

でも、この映画は違います。
被害者のリアクションを
素直に笑える映画になっています。

さあ、内容はというと…

ステーキを注文した眼鏡オジサン
隣の大男も同じステーキをたのみます。

そのステーキは同時に出されて
大男のステーキは肉が大きく野菜もついている。
ところが
眼鏡オジサンには、ちいっチャイ肉一切れだけ。。。

一生懸命に比較して見ている眼鏡オジサン
なんともかお笑える
店の人に言えばいいのに
何度も何度も見返して。。。

大男は、肉を一口食べて
お札をカウンターに置いて席をたちました。
眼鏡オジサンは、周りの様子を見て
皿を交換。
その時、大男が戻ってきました。
慌てて皿を戻す眼鏡オジサン

そして
何事もなかったように食べる眼鏡オジサン
ジーっと見ている大男
睨まれてると思って
ビビりまくる眼鏡オジサン

そのとき
大男は人差し指で眼鏡オジサンの肩を
トントン
飛び上がる眼鏡オジサン

大男は、カメラが仕込まれていることを教えます。
撮られていたことを知り
恥ずかしくなる眼鏡オジサン

と、ま~あ~
こんな感じで
いろんな仕掛け物を
映画は映し出すのです。

でも、しょうもないの…
テーブルマナーの悪さとか、
(今なら当然すぎるけど・・)
立ちんぼにさせて様子を見るとか。。
自動ドアのシーンは面白かったな~。

あと
カメラ屋にフィルムの現像を出したのに、
店の人が女性客の目の前で
フィルムを出しちゃって
女性客を泣かしちゃったっていうシーン
これは、今の人じゃ解らないでしょうね。
相当ひどいことをしたんですよ。
時代を感じます。

そんなこんなで
面白かったのが
作業きり

ある包装作業現場で
なんと、風船🎈をたばめて
それを紙で包装するんだけど、
黒人の作業員が一生懸命包装するんです。

四苦八苦してやっと包装したら
担当者が部屋に入ってきて
いきなり
商品名のスタンプを押すんです。

当然、包装した🎈風船は割れます。
あっけにとられる作業員

これを何回も繰り返し
黒人作業員は担当者を気狂いし
しまいには、投げ出す始末!
この作業員のリアクションは面白かった。

また
ラストのショートケーキ作業は
極めてました。

スポンジケーキが
ベルトコンベアーで隣の部屋から流れてきます。
そのスポンジケーキを
作業員がホイップクリームで
全体に塗る作業なんですが、

最初の作業員(イタリア系の男性?)は
スポンジケーキが次から次へと流れてきて
そのスポンジケーキの間隔が無いくらい
立て続けに流れてきて

ギブアップ!!

次の作業員(黒人)は
あらかじめクリームがぬってある
ショートケーキが流れてきて
そこにデコレーションする作業なんですけど
何故かショートケーキから煙が出てきて
それを覗いてみると

クリームが顔めがけて
ドひゃー!
さらに、ショートケーキが
スピードをあげて
前に行ったり
後ろに下がったり
フェントしてかわすのです。
しまいに
ベルトコンベヤーの下に
まわったりして
デコレーションを避けまくる。

これ~かお
どんな仕掛けなんだろう

ショートケーキはベルトコンベヤーに
くっついてるわけではないんですよ~。
だって、作業員がショートケーキを
手に取ってましたからね。不思議

 

そして・・

極めつけなのが
次の女性作業員のシーン

なんとショートケーキが
ジャンプしながらやって来るんです。

女性作業員もあっけにとられ、
現状を把握していない様子

それでも、
ジャンプしながらやって来る
ショートケーキ

紐で吊ってるならわかるんですが
そうではなさそうです。
女性作業員も仕掛けを見ようとしましたが

その原因がわからず
もとに戻して見てみると

顔にドひゃー!

デコレーションするための
クリームガン
クリームが出なくなり

覗いてみると
これも顔にドひゃー!

部屋中、クリームだらけになり
そのクリームで足元が滑りまくり
立てない状況に。


そこにスタッフが現れて
彼女にカメラの位置を教えて

どっきりカメラですと言うと
怒った女性は
手元のショートケーキを
スタッフの顔に
バしゃー!!

Yes!!
素晴らしいラストでしたね。

Data

1976年 南アフリカ
監督: ジェイミー・ウイス
撮影: ピート・ロソウ
バスター・レイノルズ
ジェイミー・ウイス

 

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ファニーピープル2


なんと、ファニーピープルのパート2まで
作りましたねー。

ジェイミー・ウィス監督は
よほど、人を”びっくり”させるのが
好きみたいですね。

内容は、相変わらずしょうもないんですけど
中でも面白かったのが
待合室のシーン

ある女性が座った椅子は
だんだん熱くなってくるんです。

でも、
人に見られているので
うかつに動けません

熱くて暑くて
顔が真っ赤になってきた

やっと隣がいなくなったので
席を移動

席に座ったら
”ブブ~”とおならの音が

結局、恥をかいてしまうというもの。。。

次は
ある運動施設で
受付の仕事を担当した新人家族の物語

中年の男がやってきて
トランポリをやりだします。

軽快に飛んでいましたが
突然天井にズボっと突入

あっけにとられる親子

なんといっても子供の驚いた顔がいい。
そのあと、母親は天井に声かけたり
スタッフを呼んだりして大変でしたが
中年の男は天井から無事落下して
チャンちゃんでした。

次は
オフィスの受付を担当する
新人黒人女性の話
どうやらディスクに
何故か手の彫刻があって

それが気になってしょうがない
そのとき
電話が鳴り
その手の彫刻
電話を取り出し
黒人女性がぶっ飛んだ。

あと、気になったエピソードが
日本に関わるこの話

日本人のビジネスマンがやってきて
打合せをすることになったんですが
その日本人のビジネスマンが部屋に入って来て
お辞儀をするんです。

待っていた人たちも立ち上がって
お辞儀
でも、一人だけ日本の文化を知らない
アフリカ人がいて。
その反応に驚きます

席に向かってた
日本人のビジネスマンが
落ちていたペンを拾おうとしたら・・

出遅れていた
アフリカ人が
すかさず立ち上がってお辞儀

これね~
いかにも昔らしい~
まだ世界は遠かった時代だったからね~

映画のラストは、あっけない終わり方でした。
かお残念矢印

Data

1983年 南アフリカ
監督: ジェイミー・ウイス
撮影: ピート・ロソウ
バスター・レイノルズ
ジェイミー・ウイス

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