
この映画、
面白かった~、
もうキャラクターがいいの
内容が面白いので
本編はたった
36分ですけど
満足度は充分あります。
やはり牧野省三の言う
"一スジ、ニヌケ、三役者" が
ここに活かされています。
(一は脚本、二は撮影、三は演技)
洗濯屋の白親父と
墨屋の黒親父は隣同士
白と黒で相性が悪く、
面を突き合わせれば
喧嘩ばかりしている。
この喧嘩が面白いのなんの、
取っ組み合いをしたり、
張り合ったり
滑稽でこんなに
喧嘩の種類があるのかと
呆れるぐらいに見せてくれます。
しかも
2人では終わらない
村中の住民まで
巻き込む大騒動に、、
しかも画面スーパーは
漫画みたいで
こんな映画があったんだな~て
驚きましたね。
またこの映画、
喧嘩だけで終わりません
ちゃんと脇役が
ドラマを進行してくれます。
洗濯屋の白親父には娘がいて、
墨屋の黒親父には息子がいます。
この娘と息子が愛し合っているのです。
さあ、どうなるのか
最後まで結末が解らない映画、
必見です。
Data
1925年 | マキノ御室撮影所作品 |
監督 | 曽根純三 |
出演 | 杉 狂児 鈴木澄子 清川 清 |