西洋絵画論 施しを受けるベリサリウス_ルイ・ダヴィッド この絵は、 タイトルの通り 通りがかりの女性が ベリサリウスに 施しを与えています。 そして、 女性の背後で 兵士が驚いているのです。 何故、 兵士が驚いているのでしょうか? そもそも ベリサリウスとは どんな人物なのでしょう。 ベリサリウスは、 東ローマ帝国の将軍であり、 6世紀の ビザンツ帝国で 最も偉大な 指導...
西洋絵画論 マルスとミネルヴァの戦い_ルイ・ダヴィッド 鎧を着た女性が 今でも男性に止とどめを刺そうとしています。 男性は ”うっ、やられる”っと 焦っている様子。 この絵のタイトルは 「マルスとミネルヴァの戦い」です。 マルスは、 今でも やられそうな男性の方で ミネルヴァは、 止とどめめを刺そうとしてる 女性の方です。 マルスは、 古代ローマの軍神です。 でも、 ギリシ...
西洋絵画論 聖アントニウス_グリューネヴァルト 「イーゼンハィム祭壇画」の、 第1面 その右側に 今回の絵があります。 「隠者 聖アントニウス」です。 聖アントニウスの絵は 第3面にもあります。 聖アントニウスの 祭日のみ公開されました。 彫刻も絵画も すべて聖アントニウスです。 この「イーゼンハィム祭壇画」は、 「聖アントニウス会修道院 付属施療院 礼拝堂」 に...
西洋絵画論 キリストの磔刑_グリューネヴァルト 「イーゼンハィム祭壇画」の、 第1面 その中央に 今回の絵があります。 「キリストの磔刑」です。 聖書の内容は こうなっています。 午前9時ごろ ゴルゴダの丘に辿りついた キリストは、裸にされ、 手足に杭を打ち込まれた。 そして二人の盗賊と共に 十字架にかけられた。 キリストの頭上には 「ユダヤ人の王イエス」 という罪...
西洋絵画論 キリストの復活_グリューネヴァルト 「イーゼンハィム祭壇画」の、 第2面 その右側に 今回の絵があります。 日曜日しか公開しないものです。 キリストが見せた最後の軌跡 「キリストの復活」です。 その内容はこうです。 十字架に磔られ、 亡くなったキリストが 復活し、 弟子たちに 世界中に福音を伝える伝道師になり、 洗礼を授けなさい と使命を与え、 40日後...
西洋絵画論 天使の合奏と聖母子_グリューネヴァルト イーゼンハイム祭壇画の 第2面中央 にある2枚の絵 「天使の合奏」 と 「聖母子」 それぞれ単体で見ていましたが 絵の説明が出来ません。 まあ、「聖母子」は わかりますけど、、 問題は 「天使の合奏」の方です。 ただ天使が合奏しているだけで まったく絵の意味が読み取れません。 そこで、 イーゼンハィム祭壇画の 第1面 ...
西洋絵画論 聖セバスティアヌスの殉教_グリューネヴァルト 「イーゼンハィム祭壇画」の、 第1面 その左側に 今回の絵があります。 「聖セバスティアヌスの殉教」です。 聖セバスティアヌスは 聖セバスティアノまたは 聖セバスチャンとも言われています 聖セバスチャンなら 聞いたことありますね。 彼の絵画は、 柱に体を縛り付けられ 矢を射られた姿です。 ボッティチェッリや エル・グ...
西洋絵画論 受胎告知_グリューネヴァルト 「イーゼンハィム祭壇画」の、 第2面 その左側に 今回の絵があります。 日曜日しか公開しないものです。 『新約聖書』の幕開けである 「受胎告知じゅたいこくち」。 イエス・キリスト誕生を 告げる運命的なシーンですね。 「ルカ福音書」によれば、 ナザレに住む 処女マリアのもとに 天使ガブリエルが現れて、 処女マリアが ...
西洋絵画論 イーゼンハィム祭壇画_ グリューネヴァルト ルネッサンス期のドイツ画家 マティアス・グリューネヴァルトの代表作 「イーゼンハィム祭壇画」は、 フランス・アルザス地方の小さな村 イーゼンハィムにありました。 それで 「イーゼンハィム祭壇画」 と言うんですね。 アルザス地方は、フランス領になったり ドイツ領になったりと複雑な場所でした。 祭壇画とは、 キリスト協会の...
西洋絵画論 マティアス・グリューネヴァルト マティアス・グリューネヴァルト (1470-74~1528年) 本名ではありません。 本名は マティス・ゴットハルト またはニートハルトです。 マティアス・グリューネヴァルトでは ないんですね~。 しかし、 美術史や美術館の展示では マティアス・グリューネヴァルトに なっているので ここでも、その名で紹介します。 彼の...