『大方広仏華厳経』
を最高の経典にしている。
大方広の仏、
つまり時間と空間を超えた仏を説いたもの
一微塵(きわめて小さいものの意味)のなかに全世界が反映し、
一瞬のうちに永遠の時間が含まれている
と説き、
一の中に他の一切を包含(ほうがん)すると同時に、その一は他の一切の中に入る
という
“無尽縁起(むじんえんぎ)”
を根本理想とする
縁起(えんぎ)とは、
あらゆるもの(一切)は縁(条件)に
よって起こるということで、
宇宙の万物は無限に関係し合って、
持ちつ持たれつ生存し、存在していることである
この”無尽縁起”を拠り所に、
光明皇后は、